15年ぶりに食品衛生法が改正され、衛生管理手法HACCPの制度化が決まった。ただ、わかりにくいのは以前基準Bといわれていた「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」といった枠組みである。
中小・零細のメーカーは、HACCPに取り組まず、この「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」で構わないかもしれない状況にある(施行令が来年出てから具体的な運用が明確になる)。
「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」についての説明会に出席した。取り組み方がわかりにくいためか、はたまたその必要性が十分に伝わっていないせいか、聴衆である事業者の様子を見てみると、冷めた感じが伝わってくる。
改めてHACCP制度化の必要性は理解できる一方で、「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」の枠組みは本当に必要なのだろうかと思う。
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