HACCP制度化を含む食品衛生法の改正が6月に可決して以降、関連する業務が増えたと実感している。一方で、総花的な行政の対応や方向性に疑問を感じる場面も多くなった。
飲食店などが取り組む事となっている「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」、いわゆる基準Bについて幾度となくその必要性を考えてみたが、答えが出ないのが本音である。
ここまで骨抜きになった仕組みを飲食店などの事業者に課すことは、かえって負担が増えるばかりではないか。
また、一旦基準Bとして管理を始めた事業者を積極的にHACCP導入へと後押しする政策が見当たらない中で、飲食店を中心としたリテーラーの食品関連の事故は減ることになるのだろうか。
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